文化・芸術

2017年5月 5日 (金)

7月7日 七夕の夜 紫金草合唱団コンサート

 

皆さん、紫金草合唱団ってご存知ですか。過去となりつつある戦争のことを忘れずに、未来に向かって、平和な日本そして友好的な国際関係を願って、歌と朗読による合唱組曲「紫金草物語」の演奏活動を続けている合唱団です。

 

戦後、ほんとうにあったお話から、絵本が、そして歌が生まれました。日中戦争、南京戦で傷ついた日本兵に、現地の少女が美しい花を差し出しました。兵士はその花の種を背嚢に忍ばせ、日本に持ち帰りました。兵士は種を蒔き花を咲かせ、また種を採り、贖罪と平和の願いをこめて、日本各地に種を蒔きました。次第に、その花、紫金草、別名むらさき花だいこんのことが、世人に知られるようになり、今では、世界中で「平和の花」と呼ばれるようになりました。

 

昨年10月、私は日中戦争の傷跡をたどる中国への旅に出かけました。(出かけた理由は、長くなるので、ここでは省きますが、戦争法案を巡っての国内の議論が発端で、私が日本の中国侵略加害の史実をあまりにも知らなすぎるという、何か「日本人としての無責任さ」みたいな気持ちに対する、反省からでした。)重慶空爆、常徳細菌戦、廠窖(ショウコウ)そして南京の大虐殺。現地で幸存者(生存者)の方々のお話を聞くことができました。旅に先立ち、お土産に何かを持参するとお礼になると教えられたものの、旅の直前まで「品物」が決まらず困っていたところ、たまたま職場で回覧していた絵本「むらさき花だいこん」が手元に戻ってきたのでした。「これだ!」と感じるものがあり、出版社に電話し、本当ならもう旅行の出発日には間に合わないところを、特別に十冊手配して下さいました。うれしくてお礼は涙声でした。絵本には中国語訳をつけてお渡ししたので、現地の幸存者の方々にも内容を理解して頂き、「戦争責任を自覚して、誠実に行動している日本人がいることが分かって、嬉しい」と言われました。

 

「むらさき花だいこん」という絵本に出会ったのがきっかけで、帰国後、思いがけず絵本の作者大門高子先生からご連絡を頂き、私は紫金草合唱団の活動を知りました。大門先生は、昔、娘の通っていた小学校の学芸会で、他の学年が演じ、とても印象に残った合唱劇「ズーボルテルテ」の作者でもありました。

 

関西紫金草合唱団のレッスン会場に足を運ぶうちに、是非、皆様に、「紫金草物語」の演奏を聴いてもらいたいと思うようになりました。私自身を含めて、多くの人が日中戦争について殆ど無知であり、またその無知にも無自覚であるという反省と、しかしこれからは前向きに平和を願う気持ちをこめて企画した、関西紫金草合唱団コンサート。

 

7月7日、七夕の晩、阪急西宮北口からすぐの「プレラホール」、7時開場7時半開演。

 

「赤字覚悟」とは言うものの、会場は300人収容の大ホール、せっかくですから、できるだけ多くの聴衆で合唱団をお招きしたいのです。お時間のご都合がおつきになられましたら、お越しください。入場券は1000円、プレラホールで入場券を扱って頂いております。よろしくお願いいたします。